雪うさぎ日記

お気に入りのモノや本、趣味のことなど何でもありの雑記帳ブログです。気ままに更新

黄昏れ色のブログ

還暦という言葉は少々古めかしい感じがします。還暦=老人、引退のイメージが。。。今の60歳、還暦を迎えた人はその言葉にふさわしくないくらい元気です。バリバリ現役です。わたしも還暦を過ぎました。エッ?という感じです。老人と言いたくない、シニアと言ってと抵抗します。

 

でもやはり、60歳を境に時間が無限ではないことを意識し始めました。死について身近に感じるようになりました。あと何年生きるのか、その何年の間に何ができるのか、どういう風に死にたいか即ち、死までどういう風に行きたいか等、考えることが多くなりました。

 

人生100年時代と言われても、100歳まで体が元気なわけじゃありません。子供が成長して、どんどんできるようになることが増えていくのと反対に、大人は、老人は、どんどんできなくなることが増えていきます。同居する義母を見ていると痛切に感じます。できなくなることを自覚することも悲しいだろうなと思います。

 

そこまで生きたくないというのが自分の今の気持ちです。そう思うのはきっとまだ死が本当に身近じゃないからだと思います。病気もなく体が元気だからだと思います。欲は限りなく、先のことはわかりません。

 

そんなことをつらつら考えていると暗くなります。そこでとりあえず目の前のことを考えます。とりあえず、80歳まではがんばろうと思っています。がんばろうって何を?って話ですが、心が元気でいられるように生きようと思っています。そこから先は余生だなって。(今はそう思う)

 

何かを始めるのに遅すぎることはない、というのが自分の持論でした。それは正論かもしれませんが、やっぱりもう遅いでしょ、ということもあると認めました。勝手に決めてるけど、あと20年。このあと20年に何をしてどんな風に過ごすか、それが自分の人生です。「いつか」じゃなくて数年単位の具体的な目標を決めて、色々チャレンジしたいと思っています。

 

シニア世代のブログが黄昏れ色なのは、今まで生きてきた時間の経過やこれからの時間に限りがあることへの認識が背景にあるからではないかと思います。もともと黄昏時は美しい。夜に向かうきれいな黄昏れ色を大切にしたい。そして夜は夜の楽しみが、あるからね。