雪うさぎ日記

お気に入りのモノや本、趣味のことなど何でもありの雑記帳ブログです。気ままに更新

ファッションモデルの着替えの手伝い

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

大学1年か2年の時だったと思います。ファッションショーに出るモデルさんの着替えの手伝いというバイトをやったことがあります。あとにも先にも1回だけ。

 

地方の小さなファッションショーで、夏だったけどスキーウェアかなんかの冬っぽいショーだったように思います。普段はモデルを目指しているモデルの卵さんたちがお手伝いするらしいです。このときなんで大学にアルバイト紹介が来たのか、個人のつてだったのか、もはや不明。

 

ショーの舞台裏はスピードが命、てんやわんやの大騒ぎ(のように感じました)。わたしの担当は英語圏のボブ。今はどうなのかわかりませんが、当時は男女の別なく同じ場所で着替えてました(そんなこと言ってられないくらい忙しい)。

 

モデルさんも人それぞれで、手伝いに大きく依存する方、自分でけっこう着ちゃう方と様々でした。幸いわたしのボブは自立的な方だったので、わたしは混乱することなく「お手伝い」と言う名の仕事をこなすことができました。

 

具体的に何をするかと言うと、脱いだ服をハンガーに掛けたり、次に切る服を渡したり、インナーはそのままで外だけ変えるなどの指示を伝えるとか。文字に書いてしまうと簡単だけど、時間に追われているのでけっこう一生懸命、汗ダクダクでした。

 

英語が話せないわたしは、事前に英語ペラペラの人から一つだけ教えてもらっていました。インナーも取り替える時は「アンダーオープン」と言えばいい。ええ、ええ、使いましたよ、唯一の英語。わたしの「アンダーオープン」を聞いたボブは鼻で笑って肩をすくめ、わたしのマネをしました。「アンダーオープン」と。超恥ずかしかったです。

 

当時「超〜〜」という言葉はなかったですが、あったら使いたかったです。もう、ほんとにチョー赤面ものでした。

 

もう一つ、ボブのズボンの社会の窓(古い表現だが今風のかっこいい言葉を思いつかない)が開いていて、それをどう伝えたらいいのか分からず四苦八苦しました。結局ジェスチャーで何度もチャック(ファスナーとか言えない当時のチャック)を上げる真似して事なきを得ました。その時もボブは笑っていました。そしてわたしはまた超恥ずかしかったです。

 

一緒にバイトしてた英語ペラペラの人はボブに「ユー ルック スウィート」とか言って談笑していて、これまた超うらやましかったです。

 

わたしの担当は自立したボブだったから助かりましたが、中には手伝いに大きく依存しているモデルさんの担当になった人もいて、脱いだ服を片付けるヒマもなく現場は大混乱。大声で叱られてる姿が可哀想でした。同じく一緒にバイトした友人は「後で録画見たら、自分が無造作に結んだリボンがアップになっていて、すごく焦った〜〜〜」と言ってました。

 

こんな風にある意味のどかな昭和の時代のファッションショーのモデルの着替えの手伝いのバイトでした。