雪うさぎ日記

お気に入りのモノや本、趣味のことなど何でもありの雑記帳ブログです。気ままに更新

税理士試験を受けたことあります

今週のお題「試験の思い出」

 

その昔、まだ若かった二十歳か二十一歳の頃、税理士試験を受けたことがあります。

将来は税理士になろう!と思って受けたわけですが、本当は税理士がどんな職業なのか、自分に向いているのかなども、よくわかっていませんでした。漠然と会計、経理、それに伴う税金の計算?くらいの認識しかなく、亡くなった父がかつて目指していたから、単にそんな理由で税理士の道を選んでいました。

とりあえず日商簿記1級は受かったので、同じくらいのレベルというから、税理士試験の会計2科目だけ申し込みました。「税経セミナー」とか「会計人コース」とかの雑誌と試験用のテキストのみの独学で挑戦しました。

 

ええ、ええ、そんなに甘くなかったです。見事玉砕しました。

 

まず試験始まって一番の驚きは、パチンパチンとホチキスで留める音でした。

多くの受験生は税理士や公認会計士を目指す人のための専門学校に通っていました。(通っていたらしいです)そこでの受験テクニックがまず問題冊子をホチキスで留めるだったに違いありません。ほとんどの人がやっていました。第一の焦り。

次は電卓の音です。わたしは、ザ・そろばん派だったし、今まで簿記の試験では圧倒的にそろばん派が多かったです(当時)。だから当然税理士試験もそろばんと思いきや、電卓派が多いとは…第二の焦り。

試験は難しかったのかどうか、それすらもわかりませんでした。

 

ずっと独学でやってきました(1日10時間くらい勉強していました。時間のわりに非効率的で、独りよがりの勉強法だったと思います)が、試験を受けてみて独学では無理だと悟り、税理士はきれいさっぱり諦めました。潔すぎ?でも、つきものが落ちたような感覚でした。いまさら専門学校通うなんて、経済的にも時間(年齢)的にもムリ無理。

 

今となっては良かったと思っています。税理士って事務仕事というよりも対人関係の仕事なんだと後になってわかりました。わたしには向いていなかったと、心の底から思います。

 

一生懸命頑張ったから、後悔していないんだと思います。古き良き昭和時代の思い出ですね。ちなみに今は電卓派です。というか今は電卓なんて古いかも。後輩は全てエクセル入力で計算。電卓たたくのもキーボードたたくのも動作は一緒。エクセルは入力ミスがわかるから良いということでした。今の税理士試験ってどうなっているんだろう?ちょっと知りたいなと思います。