雪うさぎ日記

お気に入りのモノや本、趣味のことなど何でもありの雑記帳ブログです。気ままに更新

断捨離したらやる気まで断捨離してしまった①

お題「断捨離」

 

「断捨離」は今や普通名詞かというくらい一般的になりましたよね。

わたしは元々片付けが好きなタイプで、捨てることもできる方です。色々工夫して物を収めるのも好きでした。それでも物がドンドン増えてきて、なんとかしたいなぁと思うようになりました。

 

2、3年前、やましたひでこさんやそのお弟子さんたちによる断捨離関連の本と、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を読みました。当時は近藤さん流の「片づけ祭」の方が自分の気持ちにピタッときたので、近藤さんの言う「一生に一度の片づけ祭」をやってみようと思いました。

 

近藤麻理恵さん=「ときめき」という図式ばかりがクローズアップされますが、わたしはむしろ「片づけ祭」の提唱の方こそ近藤さんの真意だったのではないかと感じます。

 

実際にやってみると、いったん全部出して、一つずつ手にとって決める(残す、捨てる)という方法は、時間と気力、体力が必要で、やってる途中で泣きたくなりました。床に全部散らばったまま、もうご飯作らなきゃいけない時間になって、途方にくれました。どうしよう。。。全部出しはわたしにはあまり合わないと悟り、場所ごとに少しずつやっていく方法に変えました。手にとってときめくかどうかは重要視しません。使う、使わない、着る、着たくない、持っていたい、もう見たくない、等の基準でけっこう大丈夫でした。本の通りであれば、家電の説明書類は基本全捨てですが、わたしは残しました。ネットで調べることもできるけれど、そこに辿り着くまで時間がかかってイライラするし。実際時々見たりするので、その家電を捨てるまで持っています。

 

作業は週末の休みの日だけだったので、期間としては数ヶ月かかりました。そしてなんとか片づけ祭が終わり、服を一つ一つ畳んでタンスにしまっている時、「ああ、物を大切にするってこういうことなんだなぁ」と初めて気づきました。下着もセーターも手アイロンでシワを伸ばして丁寧に畳むと、その物の状態がわかるようになり、メンテナンスが必要であればその場で済ませ、もう終わりだな思えば自然に手放すことができるようになりました。本当に物を大切にすれば、心の負担はなくなります。

 

断捨離はうまくいったと思います。ただ、心の引っかかりがありました。

お気に入りの物を残し、今ある物で十分だと心の底から満足しました。もう買い物しなくていい。

 

と思った瞬間、買い物の楽しみがなくなったようで、急に寂しく思ったのです。

②へつづく